ニキビ、完全出禁。
年を重ねるごとに体感する、肌の抵抗力の衰え。中でもお酒によるニキビは、多くの方のお悩みの一つ
もしお酒を飲んでもニキビができない、できにくいなら。もっとハッピーな生活が待っているはず!
本日ご紹介する、徹底的なお酒ニキビ予防法!イラスト付きで分かり易く、飲み会の翌日のお凹みを、最大限回避しましょう!
- お酒を飲みつつ、大人ニキビを最大限抑制する
- お酒ニキビの発生原因と、より具体的な対処法が分かる
- 高価な化粧品を使わず、効果的なニキビ対策が分かる
お酒ニキビの理由と予防策
では早速、お酒ニキビが発生する理由を見ていきましょう。単刀直入に、なぜお酒を飲むとニキビが飛び出してくるのでしょう。
まずお酒がニキビ発生に繋がる理由は、以下の通り。これらの要素が、私達お酒大好きっ子の体内に大きな影響を与えます。
『肝臓への負担』・『脱水症状』・『ビタミンBの損失』・『睡眠の質の低下』・『アレルギー反応』。
正直一つも面白くない、これらの問題点。良くあるお肌には睡眠だよ(*‘∀‘)!的な解決策を提示されそうな、この雰囲気…。
確かにお肌トラブルで最も重要になるのは、ずばり体内環境。そのため今回の記事も、王道の対処法を豊富に含みます。
ただかなり徹底して対策するという点と、アレルギー反応に注目する点が通常の記事とは大きく異なります。
では早速、各原因を細かく見てみましょう。私達の体内では、一体どんなドッカンニキビバトルが繰り広げられているのでしょうか。
肝臓が猛烈に忙しくなる
まずアルコールは、肝臓による分解過程で有害物質アセトアルデヒドに分解されます。そしてこの物質が、快適な睡眠を大幅に妨げる。
その妨げる時間は、特に眠り始めの三時間。一日の成長ホルモンの7割を排出する貴重なファーストノンレム睡眠と、ばっちりバッティングしてしまいます。
つまり問題となるのは、お酒の代謝に必要な約三時間という時間。お酒の摂取量や肝臓の強さにも左右されますが、この三時間が睡眠時の最初のノンレム睡眠を邪魔しやすいのです。
それはつまり、アセトアルデヒドが効果的に分解できない遺伝子を持っているということ。そしてその結果、東洋人の多くはお酒ニキビをご経験されていらっしゃいます。
もし私が、白人のジャスティンティンバーレイクなら。どれだけお酒を飲んでも、アセトアルデヒドをバッチリ分解できるはず。
しかし残念ながら、私は顔が真っ赤になる系の東洋人。そのため完全に分解しきれないアセトアルデヒドが、睡眠を大きく阻害してしまう恐れがあります。
肝臓が忙しくなることの対処法
では具体的に、どのような飲み方がお酒ニキビ対策に効果的か。様々な観点から、各方法を考えてみましょう。
➀ 水を飲酒後ではなく、飲酒中に挟む
まず水分を飲む効果的なタイミングは、酔い覚ましではなく酔っている最中。これは『胃腸内のアルコールを薄める』こと、そして『水分による満腹感』の二つの効果を発揮します。
『お酒を一杯飲むごとに、水を一杯挟む。』こちらは良く使われる王道対策ですが、その歴史通り非常に高い効果を発揮します。
アルコール自体を薄め、肝臓でのアセトアルデヒドの分解をサポートします。同時に水分による満腹感を高め、総摂取可能量を減らす作戦です。
そう仰る方も、きっといらっしゃるでしょう。私もその一人。あのほんわか感を減らすとは、私は何のために養老乃瀧に来ているのか。
その場合に効果的な飲み方は、まず一杯目のお酒を普通に飲む。そして二杯目以降を惰性で飲まず、その一杯目の酔いを1時間~2時間堪能する作戦をお勧めします。
それは言わば、酔いを楽しみつつアセトアルデヒドを効率良く分解する頭脳戦です。『二杯目以降を惰性で飲まない』という単純な方法ですが、意外なほどに効果的です。
少なからず追加はされるのですが、心地良さが爆発的に増加するわけではありません。そのため一杯目の酔いを存分に楽しみ、その酔いを堪能したタイミング(約90分程度)で、水分補給で体内のアルコール濃度を薄める方法をお勧めします。
これによりお酒を楽しみつつ、肝臓でのアセトアルデヒドの分解を助ける。結果として睡眠時のファーストノンレム睡眠を死守し、普段とほぼ変わらぬ睡眠に近づく事ができるでしょうでしょう。
②タンパク質と食物繊維ベースの食事を取る
まず何も食べない状態で飲むと、想像以上に飲めてしまいます。中にはご飯食べると飲めないから、枝豆だけでいいや!という関西の友人も少なくありません。
まずビタミンBは、お肌ケアに欠かせない成分です。それはニキビ予防の女王であるチョコラBBの名前に採用されるほど、お肌ケアのスペシャリストです。
しかし実は糖質と脂質の代謝にも、非常に多くのビタミンBが消費されてしまいます。そのためタンパク質と食物繊維ベースの食事では、ビタミンBの欠乏が抑えられやすくなるのです。
ただ過剰なまでのタンパク質摂取も、肝臓に大きな負担をかけるとされます。しかしそれも1日140g以上のタンパク質を恒常的に摂取し、なおかつ特定疾患を罹患している状況下で散見された問題です。
むしろ最適量のタンパク質は肝臓の働きを支援するという、嬉しい研究発表も存在します。つまりシャキシャキなチキンサラダは、飲み会におけるベストなお肌ケアおつまみと言えるでしょう。
ただこの問題に関しては、ぶっちゃけビタミンBを摂取すればOKです。水溶性のビタミンB錠剤を就寝前に飲むことは、多くの飲酒上のトラブルを防ぐ上で推奨される方法なのです。
さらにたとえタンパク質と食物繊維であっても、深夜帯の食事は大人ニキビを誘発します。これは後述の睡眠の質低下に関係する部分ですので、後半でご説明させてください。
ではどんどん、次の問題に取り掛かりましょう!お酒ニキビに悩む時間は、皆様の人生には必要ありません!
脱水症状による臓器・肌トラブル
まず前提として、アルコールは水分を排出します。一般的には飲んだお酒の約1.1倍(ビール)から2倍の水分を排出すると言われ、その排出量は研究により大きな差が発表されています。
そしてこの水分排出が、脱水症状を引き起こします。そしてその脱水症状により、お肌には間接的・直接的に様々な悪影響が発生します。ズラリと並べると、以下の通り。
- 血流低下 → 肝臓機能低下 → 毒素分解能力の低下(ニキビこんにちわ)
- 肌の水分保持率低下(ようこそ大人ニキビ)
- 睡眠時の水分量低下 → 睡眠時血流低下 → 睡眠の質低下(さよなら肌再生)
やはり私達に大切なのは、お水だったのです。蛇口をひねると会いに来てくれる、人生の相棒だったのです。
まずお酒による水分量の低下は、内臓機能低下と睡眠の質低下を引き起こす可能性があります。そしてこれは肌再生と毒素排出に、直接影響します。
さらに大人ニキビの発生には、肌の保水量が大きく影響します。これは思春期ニキビとは大きく異なる、非常に重要な要素なのです。
例えばビ〇グレン等のニキビケア化粧水を拝見すると、軒並み保水力にも力を注いでいます。それほど保水力の低下は大人ニキビを引き起こしやすく、お酒の脱水症状によってニキビが誕生しやすくなってしまうのです。
脱水症状への対応策
ちなみに私も、お酒ニキビができやすい体質。そのため猛烈なチェック&トライを、過去から今まで繰り返しています。
そしてやはり重要性を感じたのが、この水分補給。ただ最初は、その大切さを深く理解していませんでした。
まず最初は、飲み会一回・水一杯が限界でした。それは酔いを冷ましたくない気持ちと、お腹ちゃぽちゃぽになるのがイヤだったから。
結果として水分補給をしているものの、効果は少な目。やはり飲み会翌日には、小さな友達が顎にコンニチワしていたものです。
繰り返しで申し訳ございませんが、ここで水分補給のメリットを図でもご覧ください。ちょっと水飲んでやるか(*‘∀‘)!くらいにお感じいただければ、私もボルビックも大喜びです。
- 血流向上による肝臓機能の向上
- アルコールを薄め排出速度を増加
- 肌の保湿力上昇・大人ニキビの抑制
- 結果的な睡眠の質向上(※尿意に注意)
ただ水分の飲み過ぎは、絶対に禁止です。それは時に死に至る、水中毒の危険も持ち合わせているから。
そのためまずはコップ一杯の水分補給から、脱水対策を講じることが推奨されています。どのくらい酔いが覚め、お酒ニキビにどんな影響があったか、その二点をご体感いただくと良いでしょう。
その上で適切な水分補給を行い、飲まなかった場合との差をご確認ください。きっと次回の飲み会以降、水分補給の有効性を少なからずご実感されるかと存じます。
補酵素ビタミンBの大量喪失
まず今現在、ニキビケアには様々なサプリが販売されています。そして同時に、星の数ほどのニキビケア用品も存在します。
イソフラボン、ビタミンC、オルニチン、トコフェノール、ビタミンC誘導体、リプライセル…。その種類は、私の10本しかない手の指では数え切れません。
これらは体感的に実感しやすい、お肌ケアの専門部隊。そのうちの一人が、飲み会で討ち死にされる可能性が激高なのです。
その名前は、ビタミンB。お肌ケアに必要な主役ビタミンが、お酒と食事で大量に喪失してしまうのです。
その主な喪失理由は、アルコール自体と飲み会での食事のコンボ。つまり酒・糖質・脂質の代謝に、大量のビタミンBが必要となるためです。
さらにアルコールも蒸留酒でなく、醸造酒(ワイン・ビール・日本酒など)を好んでお飲みになる場合。それ自体が大量の糖を含み、体内のビタミンBを持ち逃げしてしまいます。
つまりビール&串カツなどの、とっても美味しいタッグが席に並んだ暁には。多数のビタミンBが天に召され、居酒屋の天井に引っかかっているでしょう。
ビタミンB大量喪失への対抗策
では、どうすれば良いか。その答えは、ビタミンBサプリを飲もう!
この問題は、これにて無事解決とさせて頂きます。ご清聴、誠に有難うございました。
想像以上の睡眠の質低下
まずお酒を飲むと、睡眠の質が下がります。時に大幅に・時に僅かに、少なからず睡眠の質に影響します。
まず深夜帯の飲み会について考えてみましょう。深夜の飲み会では帰宅も遅くなり、お肌ケアに必要な睡眠の時間帯が確保しづらくなります。
その時間とは、ゴールデンタイム。これは古くから、成長ホルモンが排出されるために重要な時間帯と言われます。
そして深夜帯の飲み会に参加すると、このゴールデンタイムの睡眠確保が難しくなります。一般的に22時~26時の間と言われる、お肌の再生に最も欠かせない時間帯に。
このゴールデンタイムに対して、現在は別の見解が有力です。それは22時~26時の時間帯に寝ることが、必ずしも重要ではないという説です。
最も重要なのは時間帯ではなく、最初の3時間。最初のノンレム睡眠にどれだけ熟睡できるかが、お肌再生における最も重要なポイントになるのです。
この説によれば、深夜帯の飲み会でも解散が深夜1時になっても問題なし。お布団に入って最初の3時間、特にその前半90分を熟睡できれば成長ホルモンが十分に排出されるとされています。
今までは少しでも早く寝ることが、ゴールデンタイムを満たす条件でした。ただ現在は、少し遅くとも最初の三時間に熟睡できることが重要だと考えられます。
じゃあむしろ、お酒が完全に覚めてから寝た方が良いのかな?従来のゴールデンタイムを放棄しても、朝の4時になろうとも、完全にアルコールが分解されてから寝るべきなのでしょうか?
確かに最初のノンレム睡眠三時間は、お肌ケアに極めて重要。同時にビタミンBによる機能回復や疲労回復など、体の修復作業に欠かせない最強タイムです。
ただやはり、総睡眠時間も同様に重要。気絶するほどの血中アルコール濃度ならある程度代謝してから眠るべきでしょうが、トータルの睡眠時間もしっかり確保するべきです。
そして実際に私自身、飲み会から帰宅後すぐ眠らず、アルコールを完全に代謝してから眠る試みも数回行いました。完全に普段の状態に戻し、最初の三時間をより深く眠れるように。
ただやはり総睡眠時間不足から、お肌は戦場になりました。クマはでるしお肌は荒れるし、まるで経営難の動物園のような廃墟っぷりでした。
つまり大切のは、バランスです。少しでも熟睡しやすい環境を作り、可能な限り総睡眠時間も確保します。
この二つが両立出来た時、より効果的なお酒ニキビ予防が可能になります。帰宅後倒れるようにベットに沈む無対策状態とは、歴然の差が生じるでしょう。
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