ニキビ予防・治療のやり方
つまり従来皮膚科で処方されていた『アクアチムクリーム』『ダラシンTゲル』のような、抗耐性菌を作り出す可能性のある抗生物質とは性質が異なるということ。2015年に初めて保険適用となった過酸化ベンゾイルを含有した、『ベピオゲル』に近い特徴を持っています。
簡単に言えば、繰り返し使っても耐性が生まれにくいということ。より強いニキビ真菌が生まれにくく、より継続的にお肌を整えられるのです。
では期待に胸を膨らませながら、早速その使い方を見てみましょう。ニキビ予防・治療では、ズバリ以下の方法で使用される。
超慎重にね!直接塗布(効果★★★★★)
まず最初は、お肌に直接ティーツリーオイルを塗る方法から。最も殺菌・抗真菌作用が強いが、その猛烈な刺激に注意が必要です。
その塗布方法は、ズバリ以下の通り。全パターンにおいて、まず肌に合うかご確認ください。
- 綿棒にティーツリーオイルを塗布し、洗顔後赤くなったニキビ箇所に塗る
- 20分程度経過したら、水で洗い流す
- 通常通り、化粧水等で保湿を行う
しかし繰り返しにはなりますが、刺激はめっちゃ強い。かなりピリピリ感を感じられるため、お肌が弱い方には非推奨です。
また中には付けたまま洗い流さない方法もあり、その場合はより高いニキビ改善効果が期待できます。ただこちらも激刺激のため、あまりご無理されませんように。
入れすぎ注意!洗顔・化粧水に(効果★★★★)
さらに少し刺激を抑える方法には、洗顔時と化粧水に混ぜる方法があります。こちらはその名の通り、以下の方法でティーツリーオイルの殺菌効果を活用しましょう。
- 洗顔フォームの泡立て後に、ティーツリーオイルを1滴混ぜる
- 洗顔後の保水用化粧水に、ティーツリーオイルを1滴混ぜる
繰り返しになりますが、それはまるでティーツリー軍がお肌のアクネ菌にナパーム弾を投下した感じ。そのため最初は、一滴混ぜるだけでも十分ではないでしょうか。
蒸気で攻めよう!アロマテラピー(効果★★★)
そして最後はアロマディフューザーを使用し、蒸気で散布・吸引する方法です。こちらは肌に蒸気を当てる経路と、肺経由でティーツリー成分を行き渡らせる手法です。
ただこちらはニキビに原液や化粧水等を塗布する方法より、体感的な抗菌・抗真菌作用は低いと考えます。そのためアロマを使いながらのニキビケアをお考えの方に、お勧めの方法です。
- アロマオイルを、ディフューザーに2滴~3滴程度混ぜる
※加湿器の場合は、オイル対応かどうかを要確認
このようにアロマオイルの場合、使い方は非常に簡単。普段からアロマを使用される方は、他のラベンダー等と混ぜてご使用いただくと良いでしょう。(※香りの相性は要確認)
ティーツリーオイル保管・使用上の注意
またティーツリーオイルの保管と使用においては、以下の点を注意しなければなりません。この精油は酸化に弱く、酸化後は刺激が強くなりすぎる特徴を持っているのです。
- アロマの長期間使用は避け、1週間程度の使用に留める(高刺激のため)
- 樹脂素材(プラ)を含むため、プラスチック容器での保管や樹脂塗装への掃除に使わない(溶ける可能性がある)
- 化粧水に混ぜた場合、一週間以内に使い切る
- 開封後の使用目安は、半年から一年(掃除の場合はOKとされる)
- 保酸化しやすいため冷暗所で保管し、できるだけ早めに使い切る
また残念ながら、ティーツリー自体はそこまで良い香りではありません。言うならば森の中というか松脂に近い、結構独特の香りが特徴です。
個人的には『精油』と『歯磨き粉』で使用していますが、味や香りはぶっちゃけ好みではありません。ただ高い効果は実感するため、継続して使用している次第です。
虫歯対策・口臭予防・歯ぐきからの出血に、強い効果を持ち合わせるこちらの逸品。価格も500円程度とお手頃なため、毎回3本(お安くなるから)まとめ買いするのが習慣です。
ただしAMAZONだとお値段も5倍くらい跳ね上がるため、海外輸入品最大の弱点と言えるでしょう。そのためより安価でご購入いただける、i-Herb等をご検討いただければ幸いです。
【Melaleuca alternifolia Tea Tree Oil: A Review of Antimicrobial and Other Medicinal Properties】
おすすめの安全なティーツリーオイル
では最後に、より安全でお勧めティーツリーオイルをご紹介して終わりにしましょう。低価格で安心で尚且つ高品質な、お気に入りの逸品が見つかれば幸いです。
Mt. retour ACO認定オーガニック ティーツリー(無農薬有機)
徹底された安全性。
一切の合成化学物質が使われていないことで有名な、 retour社の天然100%ティーツリーオイル。こちらはアロマの精油基準が高い、オーストラリア製の無農薬有機栽培の逸品です。
合成着色料・合成香料・化学品由来防腐剤・合成肥料・遺伝子組換作物も使われておらず、精油としての安全性もお墨付き。さらにACO認定(オーストラリアで最大のオーガニック認定機関)もクリアされているため、製造工程上のチェック済みです。
しかし10mlで1480円と、価格はそこまでお安くありません。ただ実際に使ってみるとなかなか減らないため、お試しには最良のティーツリーオイルではないでしょうか。
TEA TREE THERAPY オーストラリア産 ティーツリーオイル 100%ピュア 60ml
1.8-シネオール&パラシメン2%以下。
前述の刺激成分の含有量を明確に表記した、TEA TREE THERAPY社のティーツリーオイル。その最大の特徴は、やはり高いコストパフォーマンスでしょう。
こちらもまた精油基準の高いオーストラリア製の製品で、GMP(適正製造規範)取得工場における精製が行われています。また比較的大きなメーカーであり、アマゾンだけでなくi-Herbでも高いレビューを誇るティーツリーオイルです。
毎日使うアロマだからこそ、バランス良く高い安全性を持ったティーツリーオイルを。そうお考えの方には、こちらの製品が最もお勧めと言えるでしょう。
Aura Cacia 100%ピュア エッセンシャルオイル 15ml
個人的お気に入り。
そして最後はこちらもオーストラリア産で、100%ピュアオイルを使用したティーツリーオイルを。こちらはAura Cacia社が販売する、15mlというお手頃な量に惹かれて使い始めた逸品です。
特段目立った特徴はありませんが、I-herb上の口コミが圧倒的だったために購入したのが最初のきっかけ。お値段も非常にお安く、想像以上にお肌トラブルを防いでくれた相棒的アロマオイルです。
ただ正直に申し上げると、死ぬほど蓋が外しづらい。超美人なのに服がボロボロといったような、ちょっと残念な印象は否めません。
その点さえ目をつぶれば、かなり優秀で安全性も高い逸品だと思います。短気な方だと床に投げつけるほど蓋は空きにくい。(あかんやんけ)(追記 一瞬で開けられるようになりました(*‘∀‘)!!)
お仕事や家事や勉強で疲れると、お肌はどうしても荒れてしまう。そしてそのお肌にストレスを感じ、悪循環にもなりやすい。
そんな時は、是非このティーツリーオイルの扉をノックしてください。結構ツンデレな奴だけど、きっとその効果にはご満足いただけるでしょう!
じゃ!素敵なティーツリーライフを(*‘∀‘)!
※本記事は各精油・成分の有効性を保障するものではなく、また特定の精油に対する批評を行う意図もございません。イラストはイメージであり、本質的な構造を表現するものではありませんので、何卒ご容赦ください。
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