苦く旨い、ハイカカオ🍫
約70%以上の高いカカオ含有率を誇る、この嗜好品。そのダイエット効果には、以前より大きな注目が集まっています。
ただダイエット効果はないとの声も多く、なぜ意見の相違が生まれたのでしょう。ここではハイカカオチョコの効果的な活用術を、イラスト付きで詳しくご紹介します!
- ハイカカオチョコのダイエット効果が、詳しく分かる
- 噂レベルではなく、研究に基づく実際の効果と危険性が分かる
- ダイエット効果を高められる、正しい活用術が分かる
ハイカカオチョコのダイエット効果
ハイカカオって何者👀?
まず先ほどから連発する、ハイカカオチョコとは何なのでしょう。私の青春を支えてくれた純チョコバーとは、一体何が違うのでしょう。
チョコレートの原材料、カカオマスを70%以上含有する製品。一般的なチョコレートより砂糖含有量が少なく、苦みが強い特徴がある。
同時に主原料のカカオマスには、約55%の脂質(ココアバター)が含まれる。結果的に全体の約43%が脂質で構成される、高カロリーが特徴の嗜好品。
ではここで、ハイカカオチョコが持つダイエット効果をご覧ください。
- テオブロミン・ポリフェノールによる脂肪吸収抑制
- 程良い糖質による食欲抑制効果
- カカオプロテインと食物繊維による排便効果
ただ大切なのは実際の効果であり、同時に継続で実感できる数値として現れる結果が重要です。では早速、各ダイエット効果を細かく見てみましょう。
脂肪吸収抑制・脂肪分解促進効果
まずは漢字だらけで読みにくい、黒魔法の様なこの効果から。これは名の通り、脂肪の吸収を抑え、脂肪の分解を促進する働きです。
この効果は、ハイカカオに含まれる主原料のテオブロミンという成分によるもの。そしてチョコに含まれる美容成分としても有名になった、ポリフェノールによる相乗効果です。
さらにチョコレートに多く含まれるポリフェノールは、血圧降下作用を含みますが直接的な脂肪分解作用はないとされます。
ただ各成分を約1%ずつ同時に投与したマウス実験では、テオブロミン単体の投与よりも明らかな体重増加の抑制が確認されています。ダブルなら効く!ということです。
またカカオマスには約5%のカフェインが含まれており、この成分もまた脂肪吸収の抑制効果を併せ持ちます。つまりハイカカオチョコに含有されるこれら3つの成分たちが、ハイカカオの脂肪吸収抑制・分解作用の根拠とされます。
確かにこれは、脂肪燃焼効果をアピールしたくなるというもの。もし私がカカオマスなら、合コンで最初にアピールするでしょう。
ただ実際の効果が最も重要です。この成分を継続的に摂取すれば、本当に脂肪燃焼効果は得られるのでしょうか。
単調直入に申し上げると、その効果はグレーとされています。しかも結構黒に近い、あまり効果なしという結果が多く囁かれます。
このことはチョコレートの老舗である、MEIJI製菓様のHPにも記載されており、そこでは「約4週間の研究結果で被験者の体重・BMIに変化なし」と明言されています。
つまり直接的な実効性は、そこまでなしとされ、ハイカカオチョコの脂肪燃焼効果は明言しにくいのが現状です。
~ 参照引用 ~ 実証研究で、被験者全員の体重を測定したところ、チョコレートの摂取前後で、特に変化は認められませんでした。
つまり、今回のようなチョコレートの摂取のしかた(4週間連続して、カカオ含有率70%以上の高カカオ含有チョコレートを25g摂取)をしても、メタボリック症候群に繋がる、体重やBMIなどの増加はみられない、ということが分かりました。
製品の糖分による血糖値上昇
ただこれは、ハイカカオチョコでなければダメというわけではありません。同じく糖分を含む、通常のチョコにも同様の効果が確認されるのです。
そしてカカオのポリフェノールには、むしろ血糖値を抑える効果が存在します。そのため純粋に血糖値上昇による満腹感を得る目的ならば、カカオ含有率の低いチョコの方が効果的だということになります。
もちろん血糖値の上昇により、満腹感が増えることは間違いありません。ただそれでも過度の空腹時には、本能的な食欲が圧勝するでしょう。
なぜならそれは、いくら誤魔化しても空腹だから。脳に刻まれた規定の量を食べる習慣により、少量のチョコでは食事量的に満足できない可能性があります。
つまりチョコで空腹感を満たせる方は、かなりストイックな方。絹ごしメンタルの私では、血糖値上昇による満腹感は享受しづらかったのです。
では次にハイカカオチョコレートの最大の魅力である、腸内環境正常化を、詳しくご説明します。
排便効果・腸内環境正常化
それが腸内環境の申し子である食物繊維と、耳慣れぬ新勢力カカオプロテインです。
カカオマスに含まれる食物繊維
では早速、この二人のヒーローにインタビューしてみましょう。いったい彼らは、どうやって腸内の平和を維持してくれるのでしょうか。
まずカカオマスには、約17%の食物繊維が含まれます。そしてさらにその食物繊維には、以下の4種類が存在します。
食物繊維の種類 | 働き | 割合 |
リグニン(不溶性食物繊維) | 便のかさまし | 約53% |
セルロース(不溶性食物繊維) | 便のかさまし | 約16% |
ヘミセルロース(不溶性食物繊維) | 便のかさまし | 約23% |
水溶性・難消化性食物繊維等 | 便の保水・かさまし | 約8% |
その簡単なロジックは、以下の通りです。食物繊維を補給することで、以下の順序にて脂肪燃焼効果を得られると考えます。
- まず便通が改善されることで、腸内環境が清掃される
- その結果、腸内の吸収効率が適正値に戻る
- 代謝機能が正常化され、内臓稼働により体温が上昇する
- そして体温1℃上昇により、約13~15%の代謝が促進される
これは思った以上に強い数値であり、日常的な消費カロリー量を引き上げます。これは直接筋トレで脂肪を燃やすより、累積的な効果は大きいと考えられます。
そのために重要になるのが、体内を猪突猛進する食物繊維です。便をかさましし+腸内環境を正常化するこの成分は、ダイエットにも必要不可欠です。
難消化性のカカオプロテイン
簡単に言えばこのカカオタンパク質は難消化性であり、他のタンパク質より遥かに低い約33%しか吸収されない性質を持っています。
しかしここで一つ、疑問が浮上します。そもそも便のかさましは、正しい便通改善方法なのでしょうか?
本来便通改善と言えば、するりと体外に排出するイメージです。いわゆる水溶性食物繊維による、便を保水して出す方法が正しいのではないでしょうか。
便のかさましと言うことは、無理やり押し出すということなのでは…?
まず便秘に悩まれている方は、平成25年度段階で約470万人。そして同時に全人口の約20%が、やせ形の体型をされています。※20代の女性統計
画像引用:平成25年 国民健康・栄養調査報告http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou/dl/h25-houkoku.pdf
さらに上記の年代の方々は、ダイエットを実践されている方が比較的多くいらっしゃいます。そのため食事量自体が少ない傾向があり、その食事量の少なさが便秘を引き起こします。
それはズバリ、以下のロジック。食事量が少ないことで、便秘になり易い腸内環境になるのです。
- まず食事が少なければ、物理的に※蠕動運動が起きづらい
- その蠕動運動は逆蠕動運動など、あらゆる動きに連動する
- 結果的に食事量の低下により、便の押し出し機会が減少する
※蠕動運動:便を進行させる腸内の大切な働き
そのため便秘のタイプによっては、便の総量を増やすことも一つの解決策。もしお悩みならお医者様等にご相談の上、ご自身の便秘のタイプをご確認されると良いでしょう。
もちろんさらなる効果と安全性を求めるなら、便の軟化も非常に重要。食事と一緒に水分も補給するなど、様々な工夫が求められます。
ただ現代の食事量低下を考慮するなら、便のかさましもまた有効な便通改善手段とではないでしょうか。
ベンベンベンベン繰り返し、誠に申し訳ございません。三味線リズムでお送りしましたが、次にハイカカオチョコのより効果的な活用法をご紹介します。
ただ食べれば痩せるというわけではない、こちらの嗜好品。より効果的・安全に継続するには、どうすれば良いのでしょうか?
小分けにされてるから、一か月ずっとハッピー!
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★★★★★ 4.5/5.0 (AMAZON 404レビュー)
ハイカカオの効果的なダイエット活用法
通常の嗜好品に比べ、やはりその含有成分は魅力的。ポイントはハイカカオを、いかに効果的に活用するかです。
ではここからは、その効果的な活用術をご覧ください。私は一体、ハイカカオチョコとどうお付き合いするべきなのでしょうか?
まず意識すべきは、次の3つのポイントです。これらはよりダイエット効果を高める、王道活用術です。
置き換えるものを明確にする
しかしその罪悪感の少なさゆえに、いくらでも食べて良い!とルールが崩れやすいのも事実。普通のお菓子の1.3倍食べてもいい!など、謎ルールが生まれやすくなります。
そのためハイカカオチョコでダイエット効果を得るなら、どんな嗜好品と置き換えるかを必ず明確にしましょう。さらにあくまで市販のお菓子と置き換えるだけと、ルールを定めることが重要です。
あくまで嗜好品と考える
というのも実は、私も過去にハイカカオを習慣的に食べていました。そして『あくまで嗜好品という発想』が無かったことで、体はバージョンアップを繰り返しました。
このシンプルな発想を持ち続けるなら、ハイカカオチョコは代替品として超優秀です。そのカロリー・脂質・糖質を直視して、健全なお付き合いをしたいものですね。
安全性を考慮して、少量に留める
はい(; ゚Д゚)!? ハイカカオって危険なのっ(; ゚Д゚)!?
そう、実はハイカカオは極めて安全という訳ではありません。実はこの製品には、以下の危険性が囁かれています。
ハイカカオチョコの危険性
- ポリフェノールによる、大きな全なお付き合いをしたいも血圧低下
- カカオに含まれる、通常の約1.9倍~3.8倍のニッケル
- カカオに含まれる、カドミウム・アフラトキシン(カビ毒)の検出
まず①の大きな血圧低下については、ポリフェノールの良い効果と考えられます。しかしあまり継続的・大量摂取をした場合、この効果が逆効果になります。
つまりそれは低血圧になってしまう問題であり、チョコを食べた後に以下の症状をお感じになられたら、お医者様に即ご相談されるべきでしょう。
- 気分の不快
- 四肢のしびれ、指先のしびれ
- 顔面蒼白(顔色が真っ白)
- 冷や汗・動機・息切れ
- 嘔吐・吐き気…等々
そして特にニッケルとカドミウム・アフラトキシンは、カカオに残留する有害物質です。これらの成分には一定の健康被害が報告されていますので、過剰摂取にならない配慮が必要です。
その具体的な数値は、以下の通りです。
- ニッケルは約1.9倍~3.8倍
- カドミウムは少量検出(銘柄に差あり)
- アフラトキシンもカドミウム同様に今後要注意
しかし嗜好品ならある程度継続して楽しむことになるため、やはり少量を適切に食べることが大切です。著者のように一日三枚のハイカカオチョコを食べ続ければ、きっと何かしら悪カカオ的な影響が現れる恐れがあります。
ハイカカオチョコダイエットのまとめ
- 脂肪燃焼効果が期待されるが、実際はそれほど効果なし
- 食欲抑制効果はあるが、実際に食事を減らせるかどうかは個人差がある
- カロリーと脂質も高く、糖質も比較的ある
- しかしその成分から、便通改善は期待できる
- あくまで嗜好品だから、あんまり食べ過ぎないでね
- 食べ過ぎると、低血圧になることがある
- カカオが多い分、残留物質も少し多い
- やっぱり食べ過ぎないでね
あまり食べ過ぎず、過度の効果を期待せず適切な量を守る。その基本的な思考こそ、むしろダイエットの近道ではないでしょうか(*‘∀‘)!
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ハイカカオチョコ。
その深い味わいは、やっぱり最高です。ダイエット効果がなかったとしても、私は90歳までそれを食べ続けるでしょう。
ただしダイエットとして活用するなら、より明確な食べ方が必要です。その美味しさは間違いありませんが、友人以上恋人未満の距離感が大切かもしれません!
じゃ!素敵なハイカカオライフを(*´ω`*)!