血糖値緩上昇による食欲安定
ゆっくり糖分を摂取することで、満足度も持続しやすい。そのため食事瞑想独特の食事速度は、糖の急速吸収が生み出す過剰な糖欲求も回避してくれるでしょう。
猛烈な美味しさ
まずご飯を急いで食べると、全ての食材は口内で混ざってしまいます。それは勿論組み合わせとしては美味しいのだが、単品での味わいは霞んでしまいます。
特に旬の食材や高級食材などは、単独でも十分に美味しい。そのため食事瞑想の『一口ずつ完結させる』食べ方は、食材のポテンシャルを引き出してくれるのです。
感情の安定・安堵感
こちらは少し仏教的なお話ですが、食事瞑想には『感情の安定をもたらす』効果が報告されています。実は仏教の世界でも、食事観察（詳しくは後述）と呼ばれる食事方法が存在するのです。
ざっくりと申し上げると、食事観察とは精神の安定を一つの目的とする食事方法。本日の主役である食事瞑想と同じく、食に全感覚を研ぎ澄ませることを基本とする食事法です。
この食事観察と食事瞑想では、実践後に感情・精神の安定感を実感します。ホッとするような安堵感と共に、より落ち着いた心を獲得できるのです。
ただこれら食事観察・食事瞑想に関しては、ご実践いただくのが一番分かり易いかもしれません。数回でもご実践いただくことで、心の平穏をご実感いただけるかと存じます。
関連研究 『摂食障害の病理とマインドフルネス』出典：千葉大学教育学部養護教育
マインドフルネスアプローチにおいては、外的基準に照らし合わせて自分の体を判断するのではなく、自分の体が一つであるという統一感、全体の感覚を回復させ、『内的基準』に基づいた身体イメージを獲得することが目指される。
そして食事瞑想の効果は、これだけではありません。
さらに食事量が減ることによるダイエット効果や、咀嚼回数が増えることによる消化力の上昇などなど。そのメリットを書き上げると、般若心経並みの長文になってしまいます。
そのためここでは食事瞑想すげぇ(; ･`д･´)！程度にお考えいただき、是非一度ご実践ください。きっと毎日の食事に、エンターテインメント性が補われるのではないでしょうか。
本格的な食事瞑想（食事観察）のやり方
ただこの食事瞑想、実はもっと本格的な実践方法が存在するのです。それは前述した、仏教における食事観察、いわば少し高度な食事方法です。
その方法は、ここまでご説明した食事瞑想の三大ルールを基本としています。ただそこに、ハイレベルな所作の観察と感覚の観察が追加されるのです。
この本格的な食事瞑想は、正直かなり凄いです。食事時間も優に倍以上になり、それはまさに『食との個別面談』とも呼べる時間になるでしょう。
では最後に、そのハイレベルな食事瞑想（食事観察）のやり方も簡単にご紹介します。宗派によって異なる点もありますが、基本は感覚を誠実に誠実に観察することです。
- 必ず一人で食事を摂り、誰とも会話をしない環境を作る
- 姿勢を完璧に整え、食のみに集中する環境を作る
- お箸を持ち・食を持ち上げ・口に含む（全所作を観察する）
- 全所作を観察し、その時の自身の感覚を洞察する
- 一口毎に箸を置き、食事が喉を落ちる感覚を観察する
- 美味しいという感覚で終わらせず、さらなる感情の観察を続ける
『あぁ今、私は奥歯で食事をすりつぶしています。そしてそれは、田舎のおばあちゃんが送ってくれたトウモロコシです…。
そしてそのトウモロコシからは甘みが溶けだし、隣の小麦粉衣に沁みだしています。そしてそれが今、喉を通り食道へ落ちる…(*‘∀‘)！』と。
ストーカーも顔負けの、凄まじい観察っぷりです。これほど食事に集中すれば、きっと食材の産地くらい楽勝で分かるでしょう。
ただこのレベルの食事瞑想になると、友人やご家族様と一緒に食べにくいという問題が生じます。さらに食事時間が長くなりすぎるのも、少し現実的ではないかもしれません。
もし会社の休憩中に実践すれば、きっと社食のA定食は食べ切れない…。小鉢のおろしシラス納豆ぐらいでも、おそらく10分くらいかかっちゃうに違いありません。
ただその長すぎる食事時間と食事環境は、残念ながら現在の私の生活にはフィットしません。そのためこちらのガチタイプの食事瞑想に関しては、週一回・ご自宅などで行われてはいかがでしょうか。
食事って何と面白い…！
食べ放題も大好きだけど、ゆっくり話しながら食べるのって最高ですよね！ でもこの食事瞑想では人と話さないのが原則だけど、いい感じのバランスで実施したいですね！
上手にできたご飯を、ゆっくり全力で堪能する…。是非皆様も、素敵なお食事をご堪能ください(*‘∀‘)！
ここまでお読みいただき、本当に有難う御座います！もし宜しければ、こちらのダイエットレシピ本もご覧いただければ幸いです！
筋トレや糖質制限にも大変使える、厳選・未公開81レシピを一挙収録！また読み放題にも対応しましたので、お読みいただければ最高に幸せです(*^-^*)
じゃ！素敵な食生活を(*‘∀‘)！
※本記事は各サプリメント、成分の有効性を保障するものではなく、また特定のサプリメントに対する批評を行う意図もございません。イラストはイメージであり本質的な構造を表現するものではありませんので、何卒ご容赦ください。
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