発汗すごいよ!
使用者の多くがそう語る、ダイエットに活用されるLカルニチン。しかしこの人気成分は、果たしてどんな効果をお持ちなのでしょう。
本日ご紹介するのは、Lカルニチンのダイエット&脂肪燃焼効果。詳しいその効果と理由を、イラスト付きで分かり易くご紹介させていただきます!
- Lカルニチンの脂肪燃焼・ダイエット効果が詳しく分かる
- 併用で効果が上がる、相棒的成分も凄く分かる
- 本当にLカルニチンが必要か、実際のとこも良く分かる
Lカルニチンのダイエット効果とは
そんな広告を見つけると、思わず体を乗り出してしまう。もしかして世界的な新成分が、遂にNASA辺りで発見されたのかと期待してしまいます。
ただ本日ご紹介するLカルニチンは、かなり前から存在する成分。2002年12月の食薬区分改正から食品として使用可能になった、なかなかベテランなダイエット成分です。
そしてその売りは、ずばり以下の通り。実はその効果は一つだけでなく、数多の効果を持ち合わせます。
- ダイエットにおける脂肪燃焼効率UP
- 学習における脳機能の向上
- 運動パフォーマンス増大
さらに本日はこれら三種の効果から、Lカルニチンのダイエット効果だけをご説明します。そしてそのメインになるのが、Lカルニチンの脂肪燃焼効果でございます。
Lカルニチンのお仕事
- 血液中の遊離脂肪酸を、細胞内のミトコンドリアに取り込む
そう。ダイエットにおけるLカルニチンの主なお仕事は、ずばりこれだけ。 しかしそれでいて非常に重要な、無くてはならぬ専門職です。
まず『痩せる』という現象は、多くの場合は脂肪を燃焼すること。そしてそのためには中性脂肪を分離し、脂肪を『遊離脂肪酸』と『グリセロール』に分解しなければなりません。
さらにその段階で、血液中に溶けだした遊離脂肪酸を狙い撃ちする。これこそが、効果的に脂肪を燃焼させる方法です。
その超分かり易いロジックに関しては、以下の記事を是非ご参照ください。脂肪燃焼効率を根底から考えた、きっとお役に立てる記事だと存じます。
つまり脂肪自体の燃焼を促進するものではなくく、脂肪が作られること自体を防ぐ(吸収させない)系のサプリ。そのため胃腸に負担を掛けるため、体質に合うかなど様々な問題をクリアしなければなりません。
勿論それらのサプリも一定の効果が確認されているため、脂肪減少に繋がる利点は存在します。ただ飲むだけで脂肪だけをガシガシ燃やすような、 チャッカマン的なサプリは存在しないでしょう。
お話を戻しましょう。
つまり脂肪燃焼を狙うならば、中性脂肪を分解して燃やす必要があります。そして今回のLカルニチンは、ずばりその工程をサポートする成分です。
サポートレベル? もっとガシガシ燃やすんじゃなくて…( ゚Д゚)?
脂肪燃焼に繋がるLカルニチンの働き
実は運動等で中性脂肪を遊離脂肪酸に分解した後、遊離脂肪酸は勝手には燃焼されません。併せて運動をしたり空腹感を維持することで初めて、エネルギーとして燃焼されます。
そしてその際に遊離脂肪酸を焼却炉(ミトコンドリア)まで運搬する係の一人が、本日のLカルニチン。つまりいくら遊離脂肪酸が血液中に溶けだしても、それをエネルギーとして使う場所に運んでくれる人が必要なのです。
本来はミトコンドリアという焼却炉で、バリバリ働くはずなのに…。つまり案内役である『Lカルニチン』がいなければ、職場まで辿りつけないのです。
そのためLカルニチンを摂取して、スムーズな脂肪燃焼を狙いましょうと。そうすれば遊離脂肪酸が一人でたそがれることなく、効率的な脂肪燃焼が可能であるというロジックです。
Lカルニチンは本当に不足しているのか?
その答えは、結構ある。特に20代前半の方の場合、必要なLカルニチンは体内で十分生成されるというのが、多くの研究結果の答えです。
あんの(;´・ω・)!?じゃあサプリ要らないじゃん!
正直余裕で徹夜麻雀出来るような若い方の場合、Lカルニチンは体内でも生成されます。しかし以下のような特定状況においては、Lカルニチンが慢性的に不足していると考えられています。
- ビーガン・ベジタリアンなどの野菜が主食の方(30代以上)
- ダイエット中で食事量自体が少ない方(30代以上)
つまり食物やサプリからLカルニチンを摂取する必要はなく、遊離脂肪酸もミトコンドリアにガンガン案内されます。しかし加齢と共にその体内生成量は減少し、太りやすい体質の構成要因となってしまいます。
若い時はいくら食べても太らなかったんだ…(;´・ω・) そう仰っていた生駒先輩は、豊富なLカルニチンに助けられていたのかもしれない。
特に高カロリーな肉食を回避された場合、慢性的なLカルニチン不足に陥る危険があります。そしてこれらの不足状態になって初めて、Lカルニチンをサプリで補給する必要が生まれるのです。
つまりまとめると…。
- 30代以降でLカルニチンの生成が少なくなっているか
- 野菜中心の食事で、Lカルニチンを摂取する機会が減っているか
- ダイエット中で、高カロリーな肉食を避けているか
Lカルニチンの使用感と摂取時の注意点
まるで透明なサウナスーツを着せられているかのように、少し走るだけで滝のように汗が流ます。そしてこれめっちゃ効いているじゃん(*‘∀‘)!と、河川敷をニヤニヤ走ってしまうのです。
この強力な発汗の理由は、Lカルニチンによりミトコンドリア内に遊離脂肪酸が運ばれるから。そしてエネルギーとして燃焼される過程で、体温が上昇するためと考えられます。
そしてその際に上がり過ぎた体温を適切な温度に戻す調節役が、滝のように流れ出る汗(発汗作用)なのです。
むしろ有酸素運動などで長時間の脂肪燃焼を狙うには、脱水症状は絶対に避けるべき現象の一つ。なぜなら発汗による脱水症状が起きると、脂肪の代謝が大幅に低下してしまうためです。
そのため発汗だけで脂肪が燃焼している(*‘∀‘)!と考えるのではなく、あくまで遊離脂肪酸を燃焼させる運動強度・時間が最も重要。10分程度の有酸素運動で汗をかいただけで止めてしまうと、より効率的な脂肪燃焼が損なわれてしまいます。
その結果意識混濁や痙攣など、かなり深刻な問題になりかねません。さらに有酸素運動は高頻度で行われやすい運動習慣のため、それらの問題発生率も格段に高くなるでしょう。
つまりこれらの点を踏まえると、Lカルニチン摂取には以下の注意が必要です。
- 摂取だけで脂肪が燃焼するわけではない(別途運動が必要)
- あくまで脂肪燃焼が最適に行われるのみ(倍増するわけではない)
- 発汗自体は、脂肪燃焼のシグナルではない
- 大量発汗のため、電解質(イオン)の補給が必要
- 脂肪燃焼には、それなりの長時間(30分以上)が推奨される
※電解質(イオン):ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム等
ちなみにLカルニチンの摂取タイミングと摂取目安は、以下の通り。これらも重要な要素となるため、ご確認いただければ幸いです。
- アセチルL-カルニチン:一日あたり600~2,500mg
- L-カルニチンL-タートレート:一日あたり1,000~4,000mg
- 【摂取タイミング】:運動の30分~45分前
その事実を知った時、スタ丼をやけ食いしそうになりました。しかし不足している成分を補給することは、日々の努力を無駄にしない重要な作戦です。
いくら遊離脂肪酸を効率的に排出しても、ダイエット中でLカルニチンが不足していては最良の効果は得られません。そういう意味では、Lカルニチンこそ補給が必要な成分と言えるでしょう。
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コエンザイムQ10・αリポ酸との併用
その名は、コエンザイムQ10とαリポ酸。共にLカルニチンと同部署で働く、脂肪と糖の代謝がお仕事の人気成分です。
- Lカルニチンのエネルギー生成を助ける(電子伝達系からの移行促進)
- 糖質の代謝を促進し、同時にLカルニチンのエネルギー生成を助ける(TCA回路の回転促進に関与)
ただ実際に併用が強く推奨されるのは、ずばりコエンザイムQ10。こちらはLカルニチン単体で使用するより、相乗的な脂肪燃焼効果が期待されています。
そしてコエンザイムQ10の職場は、脂肪がエネルギーとして使われる最後の電子伝達系。まさにコエンザイムQ10は、Lカルニチンから受け取った脂肪をしっかりエネルギー燃焼させる、千と千尋のかま爺と言えるでしょう。
ただコエンザイムQ10の併用に関しては、動物実験等で効果の増大が確認されています。これは本来必要な成分を補給することの有効性が、裏付けされた結果とも言えるでしょう。
ただ実際にLカルニチンの多くは、体内でも生産されます。さらに毎日お肉をモリモリ食べる私の場合、平均的に1日当たり約60~180mg※のカルニチンを摂取している計算になります。※L-カルニチンおよびアセチル-L-カルニチン代謝の動態
さらに中には、Lカルニチンの摂取が全く代謝に影響を与えないとする研究結果も散見されます。それは20年間継続的に1日2g~6g摂取したにもかかわらず、効果は認められないとするしょんぼりな研究結果です。
でも実際に飲むと、体感的に発汗作用はすごいしなぁ…。中にはコエンザイムQ10との併用で、効果を感じたって口コミもすごい見るし…(ブツブツ)。
ただ記事を書かせていただいている以上、一つの結論も出さなければなりません。そうでなければ、ただの気まぐれ☆カルニチン雑談です。
『30代以上』・『野菜中心のダイエットをされている方』・『カロリーオーバーになりそうだからお肉でのLカルニチン摂取を避けたい方』は、Lカルニチンサプリが有効かもしんない。
ただLカルニチンの効果は、二型糖尿病やガン患者様のカルニチン療法等にも使用されます。さらにカルニチン欠乏症などの疾患では、摂取が推奨される成分でもあります。
そのためダイエット効果だけに捉われず、是非皆様のお体に併せて多角的にその価値をご判断ください。同時に使用前には医師の方のご診断を受け、安全なカルニチンライフをお送りいただければ幸いです。
実は種類があるLカルニチンサプリ
え!?兄弟とかいるの( ゚Д゚)!?
実はLカルニチンには、複数の生成種類が存在します。そして今回のダイエット効果(脂肪代謝効果)に直結するのは、L-カルニチンL-タートレート(酒石酸塩・フマル酸塩)・プロピオニルL-カルニチンです。
ちなみにこれらカルニチン兄弟の、主たる目的は以下の通り。もし脂肪燃焼の最適化を狙うなら、タートレート(酒石酸塩・フマル酸塩)・プロピオニルが無難ではないでしょうか。
- アセチルL-カルニチン:脳機能向上
- L-カルニチンL-タートレート:脂質代謝促進
- プロピオニルL-カルニチン:素早い脂肪燃焼&効率化、男性機能向上
そんな耳寄りな口コミから使い始めた、Lカルニチン。ただその正体を知ると、人体の面白さを痛感しました
やはりダイエットに近道なし、尚且つ最適な代謝環境を作ることは重要です。同時に本当に必要な成分だけを見抜き、体にもお財布にもいつまでも健康的でいてもらいましょう!
んじゃ!ナイスな燃焼ライフを(*‘∀‘)!