イラストで分かるエノキ茸の素晴らしいダイエット効果

最高やんけ…。

初めてエノキ茸の効果を知った時、謎の関西弁が口を突きました。まさかダイエーに、これほど理想的なダイエット食材があるとは思いませんでしたから。

低価格・低カロリー・低糖質・低脂質と、鯖水煮缶が霞む圧巻のPFCバランス。当ダイエットレシピサイト旨ブロでも繰り返し使用する、まさに完璧なダイエット食材です。

ただ本当に優秀なダイエット食材は、PFC（タンパク質・脂質・糖質）バランスだけでは決められません。なぜなら最も重要な点は、継続的に摂取できるかどうかです。

例えばダイエットにアセロラが効果的であることは有名です。その類稀なるビタミンCとアントシアニンは、内臓脂肪にも効果的だと認知されています。

ただこのお洒落食材には、以下の要素がありません。ダイエット効果を実感するには、ブタ貯金箱がおびえるほど高額ではダメなのです。

まず食べるだけで痩せる魔法食材は存在しません。同時に数日で数キロ減量できるような、体に負荷をかける食材にも手は出すべきではありません。（※脱水系サプリ等）

つまり健康的に痩せるには、長期的なビジョンが必要です。体がビックリしないような、それでいてアレ、痩せとる(*‘∀‘)？と、ふと鏡の前で気付くような。

恐らく多くの方が、このエノキの豊富な食物繊維を褒めちぎると思われているでしょう。そして便通が改善することにより、ダイエット効果に繋がるのだろうと。

まさにその通りで、やはりエノキ茸の食物繊維の効果は見逃せません。まずはダイエット効果に繋がる、エノキ茸の栄養価からご覧ください。

まずエノキ茸の栄養バランスは、噂通り相当デキる子です。特に野菜の中でも、比較的高たんぱくな部類だと考えられます。

さらに豊富と謳われている食物繊維も、100g当たり3.9g。こちらは不溶性の食物繊維のため、排出されにくい便を絡めるように腸内を進み、便量を増大させる効果を持ちます。

この不溶性食物繊維は日本人に不足しやすいタイプの食物繊維であり、積極的に摂取したい栄養素の一つ。特に欧米人より消化器系が10～15％ほど短い我々日本人にとっては、美肌・血流改善効果にも直結する栄養素です。

ただ確かにこの食物繊維量は腸内正常化に効果的ですが、野菜界のKINGではありません。中には100g中11.1gという暴力的な食物繊維量を誇る、おからなどの食材もあります。

もしこの食物繊維だけをエノキ茸のダイエット効果とアピールするなら、100g当たり10g以上は欲しいところ。つまりエノキ茸のポテンシャルは、これらPFC＋食物繊維だけではありません。

ずばりエノキ茸のダイエット効果を生み出すのは、キノコキトサン。そして2009年に名前を付けられた、エノキタケリノール酸の二大成分の存在です。

これらの成分こそ、具体的な脂肪燃焼効果に繋がる成分。さらに腸機能の改善から、深部体温をグッと上げる効果を持つダイエット成分です。

では早速、各成分を研究結果と共にご説明します。今晩のレシピは、エノキ鶏団子鍋にしませんか(*‘∀‘)？

キノコキトサンってなに？

まず主役であるエノキ茸は、古くから嬉しい効果を持つことで有名でした。それがエノキ茸のキノコキトサンによる、多数の効果です。

森の掃除屋とも呼ばれるこの食物は、私達の体内をテキパキと清掃します。それらの効果はズバリ以下の通り、遥か昔から多くの方々がご実感されていた効果です。

既にすごい。

まるで実家がお金持ちなのに、容姿も端麗のような。『エノキタケリノール酸』をご紹介する前に、エノキ茸には既に多数の素晴らしい効果があるのです。

ではそれぞれの効果をご説明します。

まず➀の『蠕動運動の促進』により腸は刺激を受け、便意を催すスイッチを入れます。これは不溶性食物繊維が腸に留まりやすく、同時に腸が硬い繊維を低分子化※しようとする作用が原因です。※細かく砕く作用

～　食物繊維のダイエット効果特集！　～

そして次の➁の『脂肪吸収を抑制する効果』は、キノコキトサンとその他βグルカン等による作用です。この二成分はエノキ茸特有の細胞壁であり、全員で力を合わせて脂肪分を運搬する作用を持ちます。

分かり易く言えば、食事に含まれる脂肪を絡めて一緒に排出されるということ。つまりウ〇チと一緒に脂肪を排泄し、結果的に脂質の吸収が抑えられるというロジックです。

この効果は、ラットに高脂質飼料を与えた研究実験で、キノコキトサン含有の高脂質飼料の糞量が約1.3倍に跳ね上がった結果に基づきます。つまりキノコキトサンとその他βグルカン等により、脂質と糞量が共に増え、体内に残る脂質量が減少したのです。（※FOODSTYLE21 2005年掲載）

結果として食事に含まれる脂質が体内に残りづらく、余分な脂質吸収が妨げられます。これこそがキノコキトサン軍団の誇る、キノコ界最高峰のお掃除技術と言えるでしょう。

さらにエノキ茸に含まれるキノコキトサンにより、血液がサラサラになる効果も期待できます。これは直接的に血流改善の効果を生み、結果として体温上昇➡代謝促進➡基礎代謝大幅UPという、特大メリットに繋がります。

この血液サラサラ効果は、キノコキトサンが持つ『血小板の凝固抑制効果』と、『血中脂質の排出効果』に基づくと考えられます。つまり一つの効果の結果ではなく多数の複合効果として、血流改善に貢献するとされています。

その結果は、血液が血管内を流れる速さに表れました。つまり血液が血管の中を通る速度が57.3±15.3秒だったものが、平均通過時間49.5±12秒までに改善したのです。分かり易く言えば、約8秒近くサラサラ速度がアップしたと言い変えられます。

脂質を便として排泄するわ、血中の脂質も排出するわ。キノコキトサンの脂質嫌いは、一体何を原動力としているのでしょう。

確かにエノキ茸を習慣的に摂取していた時期は、体感的な体脂肪率減少を痛感しました。さらに粉砕エノキレシピを愛用している現在も、著者の体脂肪率は12％台をキープしています。

これらは血流改善による基礎代謝上昇の恩恵なのか、はたまた後述する『エノキタケリノール酸』の脂肪燃焼効果なのか。

その答えはエノキ茸にLINEで尋ねる必要がありますが、血流改善効果による影響が大きいと感じます。また血流改善によるダイエット効果にご興味がある方は、以下の記事もチラ見いただければ幸いです。

さらにキノコキトサンがもたらす血糖値の減少・強心作用※も、かなり期待が持たれています。ただこれらの効果に関しては、以下の記事をご参照いただいた方が断然分かり易いかと存じます。（※強心作用は蛋白質フラムトキシンによる）