旨味を沁み込ませる才能に満ちた、美味しい蒟蒻。
格安で手に入るにもかかわらず、あの主役っぷりは最高だ。
そして次の日になれば、旨味もさらに急加速。
そんな手の付けられない最高食材を、放っておけるだろうか。
本日ご紹介する、チキンコンニャクのバタポン旨煮。
大変簡単に完成する、世界のコンニャク好きを増やす逸品だ。
チキンコンニャクのバタポン旨煮の美味しい糖質オフレシピ
・鶏もも肉 200g
・コンニャク 150g(約1/2袋)
・エリンギ 1/2パック
・大蒜 1片
4人分…作りなさい…。
そんな神の意志が聞こえてきそうな、本日の食材たち。
鶏モモ肉を大きめのものにして、倍量で作成いただくと大変簡単だ。
・有塩バター 5g
・ポン酢 大さじ3
・ほんだし 小さじ0.5
・一味唐辛子 お好みで4ふり
素材の旨味だけで美味しさを完成させる、本日の調味料たち。
エリンギとバターポン酢の味わいは、ほんだしと切っても切れない秘密の関係だ。
絶品ロカボおつまみ!:高たんぱく低糖質おつまみ!🍪
まずはコンニャクを鹿の子切りし、さらに小さめの2㎝幅にカットしよう。
ちなみに今回の鹿の子(かのこ)切りとは、写真の様にコンニャクの表面に沁み込みやすい切れ目をしゃっしゃと入れること。
決して卓越したテクで鹿の子供の形に切るわけではないので、ご安心いただきたい。
本来はコンニャクをお湯で茹でるのだが、今回はずぼらの最前線を爆走したい。
調味料も最小限に留め、逆にお料理意欲が沸き上がる簡便さに仕上げたいのだ。
加えて大蒜一片も皮を剥き、薄くスライスしていただけるだろうか。
今回は200gの鶏もも肉を使用するが、これより多くすると脂が少し目立ってくる。
そのため300gをご利用になられる場合、少し鶏皮を取っていただければ幸いだ。
その場合は、美味しい鶏チップスはいかがだろう。
美味しい煮込みに本当に使える、こちらのコッパエリンギ。
名前もスタイリッシュなため、お子様にもご好評頂けるはず。
たっくん、コッパエリンギ作ってね!なんてお願いすれば、最高に素敵なご家庭だ。
ただ包丁のお取り扱いには、ご注意願いたい。
まずは有塩バター5gをお鍋に溶かし、弱火で加熱しよう。
そしてここからは、極めて簡単。
たっくんがどれほど隣でやんちゃしようが、勝利は目前だ。
まず鶏もも肉は皮面を下にして、ずらりと配置。
さらに隙間には、しっかり水気を切ったコンニャクも並べていただきたい。
ここからは中弱火で2分、コンニャクに関しては時折ひっくり返していただけるだろうか。
・コッパエリンギ 1/2パック
・スライス大蒜 1片
・ポン酢 大さじ3
・ほんだし 小さじ0.5
・一味唐辛子 お好みで4ふり
・水 大さじ2
水分が飛ばないよう蓋をして、クツクツ煮込んでいただきたい。
ポン酢が行き渡り旨味が溢れ、エリンギが蕩けて蒟蒻に沁み込む…。
ただ最大の問題は、白米の誘惑に耐えられるかどうかだ。
旨味を取り込もうと必死に手を広げる、鹿の子状の蒟蒻。
右手にはタッパを抱えているが、果たして使うことはあるのだろうか。
蒟蒻と鶏もも肉のバランスは、まさかの嬉しい1:1。
このかさましバトルで先に売り切れるのは、鶏か、はたまた蒟蒻か。
低糖質の美味しさチェック
いつも頼ってしまう味付けに加える、シンプルなポン酢テイスト。
ただその沁み込みは、美味しい蒟蒻をさらに喜ばせてくれるはず。
では早速、一口ぱくりといただこう。
うむ、良い味付けである。
シンプルなポン酢の旨味と、柑橘系と海鮮の美味しさ。
バターの香りも仄かに広がり、調味料3つとは思えない。
ここまででも、日記に『今日のご飯は最高だった』と綴ってしまいそうだ。
トロリと潰れる大蒜に、味の沁み込んだ蒟蒻が美味しく包まれる。
ダイエットや糖質制限にも最適な、このご褒美食材。
ただ味が沁み込んだ今、もはやその立ち位置は高級食材と変わらない。
あぁ、蒟蒻って最高だ…。
道の駅で買い貯めしてしまう、こちらの素敵食材に惜しみない拍手を…。