しっとりしずしず、美味しいご飯を摘みたい。
そんな和な気分になる時が、週末の私に訪れる。
鹿威しの音を脳内で再生させながら、一口をそっと頬張る。
そんなシックな時間は、きっと人生において必要だろう。
本日ご紹介する、アンチョビバタークミンの豆苗ささみ。
しっとり芳しい香りを頬張ると、春の息吹を感じる逸品だ。
アンチョビバタークミンの豆苗ささみの美味しい糖質オフレシピ
・ささみ 3本
・豆苗 1袋
今回は、豆苗独特の野生の香りを徹底的に和らげたい。
その夢を叶えるために、淡白なささ身にお越しいただいたのだ。
豆苗、仲良くしてね。
・クミン 小さじ1
・塩/黒胡椒 各軽く6ふり
・料理酒 小さじ1.5
・アンチョビ 1/2缶
・バター 10g
・大蒜チューブ 小さじ0.5
そして本日声を大にしてお伝えしたいのが、このアンチョビとクミンの組み合わせ。
クミンの薫りと魚系の旨みは、もう何かしらデビューすれば良い。
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この直立した豆苗の、力強いしゃきしゃき感。
大人になって気が付いた、この美味しさ。
人生において大切な物と、近所のスーパーで出会うとは思わなかった。
・塩/黒胡椒 各軽く4ふり
・料理酒 小さじ1.5
既に何回も繰り返している、この工程。
そのおかげで私は、闇夜でもほぐしささ身を作れるだろう。
もうホグシ・ササミという名前で、アメコミに登場する日本人キャラとして抜擢されないだろうか。
もうささ身が好きすぎて、このままでも全然モリモリ食べてしまう。
しかしそうすると余裕で10本はパクついてしまうので、本日は他の食材と美味しく仕上げさせていただきたい。
しっとり感に包み込まれたささ身は、まさにS級。
これだけをお茶碗に移し、心行くまで貪りたいくらいだ。
ただほぐし作業は大変お熱いため、火傷にはお気を付けいただきたい。
この時にオイルも半分だけ注ぎ、サーディンの旨みももぎ取っておこう。
今回は100均のアンチョビさんを使用させていただいたが、やはり300円クラスになると味わいが段違いだ。
20日の給料日には是非、カゴに迎え入れて差し上げたい所存である。
・アンチョビ 1/2缶
・有塩バター 10g
・大蒜チューブ 小さじ0.5
芳しい香りと共に、アンチョビとニンニクの風味が充満する。
ハイボール、まだあったかな?
しゃきしゃき感を残しつつ、水分をいい感じにすっ飛ばす。
おひたしエキスも溢れてくるので、ここはしっかりと炒めていただきたい。
このお浸し感も、ささみのしっとり感を増大させてくれるだろう。
・クミン 小さじ1
・塩/黒胡椒 各軽く2ふり
単純な行程だが、そのシンプルさゆえに大量生産もとても簡単。
週末の残業に向けて、少し多めに作っておくべきだったかもしれない。
じんわり沁みいる美味しさを、のんびりリラックスしてお楽しみいただきたい。
バックミュージックは、瀬戸内寂聴さんなどはいかがだろうか。
低糖質の美味しさチェック
ジャンルの異なるしゃきしゃき感を、同時に味わう至福の時。
バタークミンの芳醇な香りが、誘拐犯のように手招きする。
あぁ、何と凶悪なのだろう。
警戒心をほどき、不用意に近づいてみよう。
いつものボーイッシュな美味しさではなく、明らかに落ち着いた旨みである。
バターの甘みとクミンの香ばしさ、これがささ身の繊維にしみわたる。
お箸で一つづつ味わうと、お肉の旨さに集中できる。
ここに冷や奴などあれば、夏の夕べにも最強かもしれない。
落ち着いたバターの甘みを、香ばしさに絡める。
あぁこれぞ、豆苗を最大限楽しむ、大人のささ身レシピ。
ダイエットにも筋トレにも最適な、なんとも素敵なささみ先輩の再来だ。
美味しい味わいを、本日も本当にご馳走さま。