アボカドに醤油、プリンに醤油。
世の中には、思わぬ味の足し算が存在する。
そのどれもが秀逸で、いつかはその足し算に参加したいと思っていた。
そして遂に、美味しいカツオのたたきを生み出す足し算が完成した。
本日ご紹介する、カツオ叩き風の鮭玉葱黄身梅おろし。
怒られないよう『風』と付けた心意気を、優しく見守っていただければ幸いだ。
カツオ叩き風の鮭玉葱黄身梅おろしの美味しい糖質オフレシピ
・無塩鮭 2切れ
・新玉ねぎ 1/2個
・大根 1/8本
・卵 1個
とてもお安い新玉葱に出会える、大変楽しい最近の八百屋さん。
30個で800円で良いよ!と言われたが、残り29個は一体どうしよう。
・黒胡椒 軽く4ふり
・梅おろし 小さじ1
・ポン酢 大さじ1
・すりごま 小さじ1
・料理酒 50ml(茹で用)
今回の梅おろしはチューブを使用するが、梅干を刻んでいただいても勿論OK。
この酸味と黄味の濃厚さが、カツオ叩き感を大幅に増加させてくれるのだ。
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こちらは5分間ほど水にさらし、程良く辛みを取り除こう。
カツオ叩きでも活躍する玉ねぎは、やはり本日のレシピでも主役並みの重要ポジションだ。
これからの新玉シーズン、何十個さらしちゃうのだろう。
・料理酒 50ml
・水 500ml
こちらは鮭が浸かる分量で良いため、ちょっと少なめのお湯で攻め込もう。
大家族の最後のお風呂の様に、鮭にも体をピーン!と伸ばして入っていただこう。
塩鮭をご利用になられても良いのだが、その場合少し塩気が目立ってしまう。
可能ならば、是非無塩鮭をご使用いただきたい。
パサパサ感もなく非常に作りやすい、こちらのしっとり鮭。
市販のほぐし鮭よりお安く、無添加の逸品をご作成いただける。
喉を虎視眈々と狙う小骨には、十分お気を付けいただきたい。
こちらも脱走したハムスターを捕まえるくらいの圧力で、軽く水分を取り除こう。
シャバシャバになると味が薄くなってしまうので、程よいパサパサ加減に仕上げて欲しい。
・卵の黄身 1個
・黒胡椒 軽く4ふり
・梅おろし 小さじ1
・ポン酢 大さじ1
・すりごま 小さじ1
台風後の高原のような爽やかさが吹き荒れる、こちらの梅黄身おろし。
このどサッパリテイストに、カツオのたたきの風味が凝縮されていらっしゃる。
実は丼にすると最高に美味しいのだが、その事実は内緒。
さらに釜揚げシラスを乗せると極上海鮮丼になるのも、ここだけの内緒なのだ。
どこから見ても鮭としか思えない、本日のカツオ叩き風サラダ。
SNSにカツオ叩き風!とUPしたら、写真間違えてますよ?とご指摘を頂くだろうか。
低糖質の美味しさチェック
もし魚屋さんに試食をお願いしたら、きっとそう言われる。
いやお魚のプロでなくとも、誰がどう見ても鮭である。
しかしその固定概念を打ち砕く、本日の逸品。
では早速、ぱくりと一口いただこう。
食べた瞬間にさっぱりおろしタレが絡み、ジュッとエキスが溢れ出る。
あぁ、どさっぱりで美味しい。
そして味わいは、やはり85点のカツオのたたき風だ。
そして玉葱と梅のさっぱり感、さらにカツオ叩きに欠かせないポン酢味。
この3つの要素が、この不思議な味の足し算を生み出している。
あぁ、滅茶苦茶サッパリして美味しい。
カツオ叩きは高いけれど、気軽にシャキシャキ食べたい!
そんなお魚愛好会の方々にお届けしたい、新玉ねぎが非常に美味しい逸品だった。