丸ごと一本使い切れなかった、居残り大根たち。
お味噌汁にしても美味しいけれど、折角なら進化させたい。
まるで大根がジャガイモに転職したような、もっちり食感…(*‘∀‘)
ジャガイモ不在な糖質制限中にも、しっかり活躍してくれるだろう。
本日ご紹介する、簡単おから海老大根モチ。
干し海老の香りが口に広がる、おつまみにも最適な逸品だ!
ジャガ感90点。おつまみ&お菓子に簡単おから海老大根モチ(糖質9.9g)
・生おから 50g
・大根 1/5本
・干し海老 7g
今回の食材は、全員100円以下のお財布救援部隊。
干し海老は10g98円の、いつもお世話になっている乾物にお願いしよう。
・粉チーズ 大さじ1.5
・片栗粉 大さじ1.5
・醤油 小さじ2
・穀物酢 小さじ1.5
・ごま油 小さじ2
・ほんだし 小さじ0.3
粉チーズと片栗粉は、いわばお団子系の裏技タッグ。
あまり片栗粉を増やしたくない時に、塩気と糖質をバトンタッチさせるスーパーテクである。
さらにその上で全体の塩加減を、上手くご調節いただくと完璧だ。
絶品ロカボおつまみ!:高たんぱく低糖質おつまみ!🍪
まずは大根1/5本を、大根おろし器でシャコシャコと。
こちらは水にダイブさせ、そのまま10分間の水泳タイムに突入だ。
大根モチの最大の敵は、ずばり大根の持つ辛味。
水にさらさずそのまま作ると、罰ゲームのような辛さになる時も少なくない。
こちらはザルに大根を押し付ける要領で、じゅわっと絞っていただくと簡単だ。
ちなみにこの量の大根おろしがあれば、私はご飯を3合イケる。
ポン酢と大根おろしとご飯さえあれば、宇宙空間でも生き残る自信がある。
・粉チーズ 大さじ1.5
・片栗粉 大さじ1.5
・生おから 50g
・干し海老 7g
ギリギリの配分で攻める、本日のもっちり海老大根モチ。
低糖質に抑えつつジャガ食感を求めるため、試行錯誤を重ねた悪魔の調合比である。
まずはフライパンにごま油を小さじ2加え、中弱火で加熱しよう。
加熱が終わったらごま油を全体に広げ、しっかり加熱できたら準備OKだ。
ここから表面がしっかり焼けるまで、決して触らぬ・決して覗き見しない、ツルの恩返しスタイルで焼いていこう。
そのお時間は、まずは中弱火で5分間。
表面が焼ける前に触ってしまうと、崩れてしまう恐れがある。
また待ち時間にはフライパンに残ったごま油を、各大根モチの底に流すようにフライパンを揺らしていただければ幸いだ。
ここからは大根の水分で蒸し焼きしつつ、内在した片栗粉と粉チーズでモチモチ感を引き出そう。
ここまでくれば、ゴールは目前。
残った干し海老を摘まみながら、最後のフィニッシュテープまで全力疾走だ。
出来た空きスペースに以下の調味料を混ぜ込み、全体に絡めれば完成である。
・醤油 小さじ2
・穀物酢 小さじ1.5
・ほんだし 小さじ0.3
シンプルな酢醤油テイストではあるが、大根モチとの相性は抜群だ。
桜餅にも似た干し海老カラーリングを、ずらっとお皿に並べて欲しい。
おから入りであることを忘れさせる、おつまみにも最適な逸品だ。
低糖質の美味しさチェック
干し海老も非常に低価格で、大根に至っては僅か数十円。
むしろ飾りつけの大葉の方が高額なまである、隠れお節約が可能な逸品である。
では桜色に染まった一口を、早速モチッとモチ上げよう。(失笑)
そこから干し海老の香りが広がり、鼻孔に醤油モチの香りが抜ける。
うんうん、美味しい。
少し濃いめの味付けの中に広がる、滑らかな食感がたまらない。
おから感はどこか遠くに行ってしまい、大根モチに完全に選挙されてしまったようだ。
まるでクリームコロッケを鯖折りしたときのような、濃厚に伸びる断面図。
大根の食物繊維が、これほどまで良い感じにモチ感を出してくれるとは。
おつまみに良し、お菓子に良し。
少し残った大根の食感が、ジャガイモにも負けない美味しさである。
また必ず作りたい、おからのポテンシャルに触れられる逸品だった。