中学生の頃から狂おしく好きだった、しゃかしゃかポテト。
ただ四面を田んぼに囲まれていた実家は、マックまでまさかの片道4キロ。
お小遣いを握りしめて飛び出しても、真冬なら高確率で挫折する。
もうあんな悲劇を生まないように、ご自宅で作れるシャカシャカ系スナックをご紹介!
それが、黒胡麻サクサク焼きチーズの高野豆腐スナック。
作り立てが最も美味しい、実は『賞味期限30分』の美人短命な逸品である。
黒胡麻サクサク焼きチーズの高野豆腐スナックの美味しい低糖質レシピ
・高野豆腐 2個~
本日の主役は、高確率で使い切れなかった残念な高野豆腐。
五個パックで三個使い、食物庫では二個だけお留守番。
そのお留守番高野豆腐を、サクサクスナック風に仕上げていこう。
・粉チーズ 大さじ3
・黒胡麻 大さじ2
・塩 軽く10振り
・黒胡椒 軽く6振り
スナック系に最適なのは、芳ばしさとしょっぱさが共存した美味しさ。
今回はご自宅で速攻作れる、とても胡麻胡麻しいふりかけ系香辛料だ。
絶品ロカボおつまみ!:高たんぱく低糖質おつまみ!🍪
まずは高野豆腐を2個以上、以下を混ぜたぬるま湯の中にドボンとダイブ。
・塩 軽く5振り
・ぬるま湯 600ml
こちらを約5分間放置し、高野豆腐の完全復活を実現しよう。
高野豆腐が膨らむのが大好きで、こっそりお風呂場に持って行った幼少期。
膨らみを楽しんだ後は、お風呂場でモグモグ食べた記憶がある。
さらに約2㎜の厚みにスライスすると、これにて下準備は完了である。
ちなみにこのスライス作業は、思った以上に簡単かつ快感。
お豆腐系食材の中で、最も切りやすい素直食材ではないだろうか。
・粉チーズ 大さじ3
・黒胡麻 大さじ2
・塩 軽く5振り
・黒胡椒 軽く6振り
これが非常にシンプルながら、フライパンで乾煎りすると非常に美味しい。
カリカリで香ばしく、ポテトフライにも最適なふりかけ系香辛料に進化する。
こちらは油を引くことなく、ひっくり返しながら中強火で約8分。
ノンフライでカリカリになるまで、しっかり焼き目を付けていただけるだろうか。
またフライパンの大きさによっては、二回に分けて調理していただくかもしれない。
さらにそこにゴマ粉チーズを加えて、茶色になるまで炒めていただきたい。(目安は約90秒)
また炒める際は、こちらもノンフライでOK。
粉チーズ独特の油分が、冷えた後にサクサク食感に変化する。
これにて超低糖質に楽しめる、ザクザクおつまみの完成である。
ただその美味しさは、高野豆腐がサクサクでいられる30分の門限付きだ。
低糖質の美味しさチェック
意地悪そうな魔法使いに、そんな忠告を受けたサクサク高野豆腐。
普段は煮物に使われる高野豆腐が、今日は晩餐会の主役おつまみだ。
今日限りのサクサク感を照らし出す、暖色に感光した完成写真。
魔法が溶けてしまう前に、では早速サクサクッと頂戴しよう。
食感は非常に楽しいが、正直味付けは殆どない。
まるでその食感は、トラックにひかれた卵ボーロ。
ひらひら&サクサクの、珍しい心地良さが特徴だ。
黒ゴマの香ばしさと香り高いチーズ塩気が、猛烈に美味しく絡みつく。
あぁ、これは満遍なく美味しい。
先ほどまで割烹着でお掃除をしていたシンデレラが、いきなり鋼の鎧を身に纏ったような激変である。
これぞ傑作おつまみに共通する、『もう一口』を誘発する香ばしさじゃないか。
サクサクでいられるのは、あと残り25分。
5分で半分食べ尽くした私なら、余裕でサクサクのうちに食べ終えられるだろう。