漬物を食べると、そのお店の良し悪しが分かる。
最初にその言葉を聞いた時、なるほどな!と赤べこ並みに頷いた。
でもお店を自宅に置き換えたら、私達は何にこだわるべきだろう?
もしやお漬物ではなく、定番のおつまみを進化させるべきかもしれない。
そんなこんなで、本日の焦がし海老ネギオイスターの絶品とろみ冷奴。
いつもの定番冷奴を、劇的な旨味で包み込む逸品だ。
焦がし海老ネギオイスターの絶品とろみ冷奴の美味しい糖質オフレシピ
・絹豆腐 1丁
・長ネギ 1/2本
・干し海老 5g
今回使用する干し海老は、10g300円程度のちょっといいものを。
ダイレクトに味を形成するため、お豆腐を超える価格の物がお勧めだ。
・ポン酢 大さじ1
・片栗粉 小さじ0.5
・ごま油 大さじ2
・おろし生姜 小さじ1
・オイスターソース 小さじ1
そして冷奴との相性の良い、ポン酢&ごま油オイスター。
海老の甘みを存分に引き出してくれる、淡白な味わいに最高にマッチする組み合わせである。
絶品ロカボおつまみ!:高たんぱく低糖質おつまみ!🍪
といっても作るのは、上に掛ける焦がし葱オイスターソースだけ。
そのためまずは長ネギの白い部分を10㎝分、包丁等で白髪ネギにして水にさらしていただきたい。
こちらは白ネギ部分を、縦に細く切っていただくだけでOKだ。
・長ネギ 1/3本分:みじん切りに
・干し桜海老 5g分:包丁でザクザクカット
僅か5gでも素晴らしい存在感を発揮する、本日の干し桜海老。
ちなみにお料理を始めた当初、干し桜海老50gで海老丼を作ったことがある。
その味わいを端的に言えば、まるで海老の一揆。
年貢に怒り狂った海老が、口の中を占領するような味わいだった。
今回は少し多めに、ごま油大さじ2を中弱火で加熱しよう。
まずは葱と海老をじっくり焦がし、甘みと旨味を絞り出す作戦だ。
全体的に程良く焦げ目が付き始めるまで、じっくりとご観察いただきたい。
夏休みの自由研究が終わっていないお友達は、今がチャンスだ。
・長ネギ 1/3本分
・干し桜海老 5g分
・おろし生姜 小さじ1
こちらは直ぐに味が濃くなるため、少しの時間でOkである。
・ポン酢 小さじ2
・オイスターソース 小さじ1
・片栗粉 小さじ0.5
・水 小さじ2
いつも冷奴を食べる上で懸念される、上のタレ脱走事件。
しかし本日のトロミタレならば、冷奴との密着度もパーフェクトである。
そしてポン酢を小さじ1かけていただくと、いざ完成だ。
いつもの冷奴がお出かけ仕様になる、豆腐一丁が楽勝で食べられる逸品だ。
低糖質の美味しさチェック
約10等分にカットして斜めに乗せて、その上からタレをかけるのがお好みだ。
この方法ならタレ配分も目視しやすく、後半の悲劇も回避しやすい。
その悲劇とはタレが全て無くなり、お豆腐だけで食べなければならなくなること。
これぞ人類が最も回避しなければならない、悲しみの冷奴事件である。
海老とオイスターの、抜群に凝縮された海鮮の甘み。
旨味と甘みが混在となり、葱の僅かな苦みと最高にマッチする。
あぁ冷奴とは、なんと表情豊かなのだろう。
シンプルな味わいだからこそ、濃い目の葱海老ソースが凄く美味しい。
醤油やポン酢も非常に美味しいけれど、豆腐を滑るように流れてしまう。
その結果沢山の醤油が必要になり、いつも底に貯まった醤油に感涙を禁じ得ないのだ。
あぁごめんね、こんなに無駄にしてしまって…と。
しかしこの海老葱タレならば、残さず全てお召し上がりいただける。
これからの季節、夏本番が本当に待ち遠しくなる逸品だった。