最高の柔らかさ！激簡単な砂肝白ワインのバクテー煮込み（糖質3.9g）

砂肝の最大の弱点である、下処理の面倒さも回避しよう。

今回の下処理は、半分にカットした砂肝の上部に、3本の切れ込みを入れるだけ。

その姿はまるで、戦争で荒廃した未来の世界でバイクを乗り回しながら弱者を脅かす巨漢の悪者の頭頂部の様である。（長い）

品質の良いニンニクを追い求めた結果、このハイブリッドガーリックと言う商品に出会うことができた。

この商品、どんな部分がハイブリッドなのだろう。

夜中のキッチンを、ひたすら走り回るのだろうか。

その簡単な方法は、以下の具材を中火で火にかけるだけ。

・砂肝　　　400ｇ
・国産大蒜　3片（皮つき）
・塩　　　　軽く4ふり
・黒胡椒　　小さじ0.5
・醤油　　　小さじ2
・白ワイン　100㏄
・鶏ガラスープの素　小さじ0.5
・水　　　　500cc

後はひたすら、蓋をせずに70分間煮込むだけである。

後はひたすら、段々と減っていく水分を見守るだけである。

そして後に残ったのは、圧倒的なテリと攻撃的な黒胡椒の香りだけである。

皮ごと完成した大蒜も、恐ろしきとろみを帯びていることだろう。

このレシピとハイボールとの相性は、まさに違法。

国が禁酒を命じるならば、恐らく同時に禁止されるレシピとなるだろう。

そしてシンガポールのバクテーで感じた、あの攻撃的な香りも健在である。

鶏ガラのほのかな香りも手伝い、これはハイボール500ml×3で足りるのだろうか。

抜群に柔らかくなった砂肝が、まるで上質なサラミの様に暴れ狂う。

砂肝のコリコリ感がハムの食感に転職し、口の中が旨みで溢れかえる。

かなり旨い。

これは1キロくらい平気で食べられる美味しさである。

ねっとりとした旨みが、砂肝の旨さを二乗する。

まさに刺激的な、これぞ求めていた大蒜感だ。

砂肝の満足感が、いくらでも食べられる幸せ。

これは飲み会に常備したい、とても簡単な旨さである。

あぁ、遂にハイボールが尽きてしまった。

次回の宅飲みでは、ぜひ皆様にも召し上がっていただきたい逸品だっ！