お高いイメージの牛肉も、最近は非常にお安い。
特に海外産の牛肉は、驚くほどの低価格だ。
そして海外牛肉を美味しく食べるには、煮込みレシピも大変お勧め。
煮込んでも硬くなりにくい、その特徴を生かしていこう。
本日ご紹介する、山椒生姜の飲み干す香り煮込み肉豆腐。
煮込むほどに豆腐が美味しくなる、ダシの効いた一口を召し上がれ。
熱量:299kcalたんぱく質:動物 14.4g 植物 11.7g※上記は1人分 調味料の糖質一覧:こちら 食材の糖質一覧:こちら
・薄切り牛肉 150g(肩ロース)
・春菊 1/3袋
・生姜 1/10片
・木綿豆腐 1丁
お安いオーストラリア産の牛肉でも美味しい、本日の香り煮込み肉豆腐。
煮込んでも硬くならない牛肉は、やはりお豆腐との相性も抜群である。
・ごま油 小さじ1
・蜂蜜 小さじ1
・粉山椒 小さじ1
・醤油 大さじ1.5
・料理酒 大さじ1
・ほんだし 小さじ0.5
甘すぎないタイプの肉豆腐には、タップリの粉山椒を掛けるのがお気に入り。
出汁に沁み出た牛肉の旨味に、びしっと響くピリ辛を是非飲み干していただきたい。
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まずは生姜の皮を剥き、おろし器で大さじ1杯ほどのすりおろし生姜を作成しよう。
こちらはチューブでもOKだが、やはり生の美味しさは別格だ。
生の生姜とチューブ生姜が腕相撲をしたら、きっと瞬殺されるだろう。
こちらは常温に戻しつつ、料理酒の働きでお肉を柔らかく。
すき焼きでも重宝するテクニックで、久しぶりの牛肉をお迎えするには最適だ。
しかしすき焼きとは、まさに人間性が現れる食事だと思う。
というのも以前友人とすき焼きを囲んだ時、お肉を春菊の下に隠す曲者がいたのだ。
そんな昔の敗北感を思い出しながら、早速調理を開始しよう。
まずはフライパンにオリーブオイルを小さじ1加え、中火で加熱していただきたい。
そして木綿豆腐の片面だけを90秒ほど焼き上げるのだが、この際は油も跳ねやすい。
そのため投入時はクッキングペーパーで、豆腐の水気を拭いていただけると安全である。
・薄切り牛肉 150g
・すりおろし生姜 大さじ1分
ここでは豆腐ゾーンと肉ゾーンで分割し、お肉は上の肉ゾーンで生姜を絡めるように炒めよう。
その炒め時間は僅か30秒、煮込みもあるため短時間でOKだ。
・水 200ml
・蜂蜜 小さじ1
・醤油 大さじ1.5
・ほんだし 小さじ0.5
ここからは蓋を開けたままで、中火で18分間。
時折お豆腐をひっくり返しながら、ひたすら煮込んでいただくだけである。
もしくはスプーンなどでアクを掬い、ポイしていただきたい。
ちなみにこのアク掬いも、非常に人間の知能が試される瞬間だと思う。
昔コックの友人に『わしゃわしゃにしたアルミホイル乗せると取れるよ』と聞いたときは、天才かと思った。
またアルミホイルは再利用も可能というから、まさに地球のことしか考えていないナイスガイである。
そして追加で1分煮込み、クタクタで美味しい春菊に仕上げよう。
こちらは少し茹でに時間がかかるため、VIP待遇で先に煮込んでいただければ幸いだ。
肉豆腐の準主役ともいえる、香り立つ春菊の旨味。
本当は一袋ぐらい投入したいが、料理名が激変するため我慢した次第である。
『春菊豆腐』になっちゃうのだ。
これにて本日の、飲み干す香り煮込み肉豆腐の完成である。
焼き豆腐に沁み込んだ旨味を、存分に飲み干していただきたい。
低糖質の美味しさチェック
最初は6個あった肉豆腐が、なぜか5個に…。
これが肉豆腐の宿命である、味見と称したお豆腐盗難事件。
まさかの事態に、お豆腐と一緒にフルフル震えてしまいそうだ。
そんな不測の事態もありながら、早速一口頂戴しよう。
牛肉と醤油出汁が沁み込み、湯豆腐の進化系といった美味しさだ。
20分の煮込みにもかかわらず、美味しい沁み込みが堪らない。
さらに一晩冷蔵庫で寝かしたら、一体どんな沁みモンスターになるというのか。
ではさらに進化した、肉のっけバージョンも齧り付かせていただきたい。
春菊・生姜・山椒の香りに、まだまだ柔らかな牛の旨味。
6等分したお豆腐を一口で食べたものだから、ガツンと脳が縦揺れしそうだ。
これぞまさに、教科書通りの肉豆腐。
お肉のパンチ力が加算され、寝起きなら再度ベットに沈められそうな攻撃力である。
美味しくて簡単な甘くない肉豆腐、是非皆様にもお試しいただきたい逸品だ。