噛み応えのあるタコの食感は、噛みしめる度に旨味が出る。
それと引き換え蒟蒻は、噛めども噛めども何もなし。
あれほど食感が似ているにも関わらず、なぜ蒟蒻には味が沁みにくいのか。
味を沁みさせない頑固な蒟蒻に、今日は個別面談を行おう。
そして蒟蒻が心を入れ替えた、美味しい簡単トマトバジル海鮮蒟蒻!
トマト煮と海鮮炒めの二つで王者を奪還する、作り易くて美味しい逸品だ。
簡単トマトバジル海鮮蒟蒻の美味しい糖質オフレシピ
・こんにゃく 200g
・プチトマト 6個
・粗びきトマト缶 200g(約1/2缶)
・冷凍あさり 100g
まさかのダブルトマトで美味しさを引き出す、本日の激低カロレシピ。
冷凍あさりも蒟蒻もみんな大変お安いため、是非お財布とご相談いただきたい。
・塩 軽く4振り
・乾燥バジル 小さじ1
・ガーリックパウダー 小さじ0.5
・顆粒コンソメ 小さじ0.5
・オイスターソース 小さじ1
・オリーブオイル 大さじ1.5
こちらの味付けのポイントは、アサリの旨味を引き出すコンソメ&バジルの風味。
絶対味を沁み込ませない( ゚Д゚)!と頑固な蒟蒻でも、心を開いてしまうベストタッグだ。
絶品ロカボおつまみ!:高たんぱく低糖質おつまみ!🍪
まずはボールに水を入れ、蒟蒻200gを手でブチブチ。
お料理好きのゴリラの霊にとりつかれたように、蒟蒻を手で細かく分解していただきたい。
そしてこのままラップをせず、600Wで5分間レンチンしていただけるだろうか。
ここではたっぷりのクッキングペーパーを出動させ、蒟蒻の水気を隅々まで奪っていただきたい。
もし水気を残したまま、フライパン調理に移行すると…。
思い出すだけで背筋の凍る、蒟蒻バチバチ花火事件の再来である。
水気を含んだ蒟蒻が油で飛び跳ねまくる、まさに狂乱の光景だった。
まずはフライパンにオリーブオイルを大さじ1.5加え、中火でしっかり加熱しよう。
繰り返しで申し訳ないが、今回水気は完全出禁。
ぴちょん君一匹たりとも入れない、鉄の包囲網を敷いていただきたい。
すると蒟蒻から見たこともない白い泡が飛び出し、まるでタコのような食感へ。
恐らくこの白い泡は、蒟蒻の変身時のエフェクトなのではないだろうか。
・プチトマト 6個
・塩 軽く4振り
・ガーリックパウダー 小さじ0.5
プチトマトは皮に焼き目を入れて、甘さをギュッと引き出そう。
召し上がる際にも皮がツルッと外れ、大変ご機嫌な食べ易さだ。
・粗びきトマト缶 200g(約1/2缶)
・冷凍あさり 100g
・顆粒コンソメ 小さじ0.5
・オイスターソース 小さじ1
冷凍アサリからも出汁が飛び出し、一気に味が濃厚になるこちらの工程。
味がない…(;´・ω・)!と祖母にクレームを入れた幼少期の私に、一口食べさせたい味付けだ。
味がないとは言わせない、濃厚パスタにも負けない簡単トマトバジル海鮮蒟蒻の完成だ。
蒟蒻のおかげで低カロに仕上がった分、フランスパンも追加したくなるお料理だ。
低糖質の美味しさチェック
夏休みを終えると、なんだか煌びやかな世界の住民になってしまった。
それはまるで、蒟蒻たちの夏休みデビュー。
私の存じ上げる蒟蒻ではない、進化した味わいをとくと拝見しよう。
ボンゴレのようなアサリのエキス、煮詰められた濃厚トマトの甘じょっぱさ。
そこにプチトマトの酸味も広がり、蒟蒻にしっかり沁み込んでいる。
オリーブオイルで炒められ、まるでタコのような食感だ。
うんうん美味しい!
蒟蒻最高である(*‘∀‘)!※ハイテンション
『こんなに味がないのに、なぜ大人は蒟蒻をカゴに入れるのか…。』
幼少期からの偉大な謎が、今夜遂に解き明かされた気持ちである。
蒟蒻って、めっちゃ美味しい。
様々なソースに沁み込むだけじゃなく、食感までも変化させるのか。
トマトの甘みと海鮮出汁がエグイ、ダイエットにも最適な逸品だった。